
コーヒーを愛する皆さんは、普段どんなコーヒーカップを使っていますか?
今回も、気になるあの人のお気に入りのコーヒーカップや、コーヒーにまつわるエピソードをご紹介させていただきます。
第4回目は、ホワイトコーヒーの人格形成をしてくれたと言っても過言ではない、クリエイティブディレクターの田中 大地さんにオンラインでお話を伺いました。
コーヒーは仕事のツール
田中さん
僕は広告のクリエイティブディレクターなので、アイデアを考えるだけじゃなく、相手の悩みを聞いたり、チームと話し合ったり、資料を作ったり、インプットとアウトプットをめまぐるしく繰り返す毎日を送っています。そんな色々なモードが必要なプロジェクトが、10個以上同時に走ってて。さらに会社のことも、当然家族のことも並行して進めています。僕は子供の送り迎えをしているので、9時半から18時までの間が勝負なんですよね。
——いきなり始まりましたね!笑
田中さん
その時間の中に、タスクが細かく詰め込まれているので、限られた時間の中で的確にこなしていかないといけないんですよ。例えば30分でアイデアを思いつかなきゃいけなかったり。思いつくかなーじゃダメで、絶対に思いつく必要がある。降りてくるとかじゃないんですよね。仕事なので奇跡とか待ってられない笑。
だから、もうアスリートみたいに素早く切り替えなきゃいけない。そのためにはやっぱりスイッチが必要で。そのスイッチを色々探していたら「コーヒーを淹れる」にたどり着いたんです。切り替えたり、集中したり、リフレッシュしたり、色々あるのですが、ちょっと席を立ってコーヒーを淹れに行くという行為が大事で。だから四六時中コーヒーを飲んでます。
なので、コーヒーは本当に手放せない仕事の道具なんですよね。道具というかツールです。
——話が凄すぎて、ちょっと圧倒されてます!ちなみにどんなコーヒーを飲んでいるんですか?
田中さん
ガツっとブラックで飲んでるって言いたいところですが、胃がそんなに強くないので、基本的にはソイラテです。眠くなるので砂糖はいれないですね。あと、ホワイトコーヒーの定期便は2種類届くじゃないですか?コーヒーと豆乳の量を組み合わせて、少しずつ味を変えながら、最速で切り替えてます。
——なるほど。さっきキーワードで出ましたが、コーヒーはアスリート田中を支えるツールってことですね?
田中さん
そうですね。僕は自分のことを、もうクリエイターだとは思ってないです。ビジネスアスリートなんだと思ってます。やっぱり仕事なので。これ、全然カッコつけてないですからね!笑

ホワイトコーヒーのはじまり
——そんなビジネスアスリートの田中さんにとって、コーヒーがツールになる以前のコーヒーとのエピソードって何かありますか?
田中さん
そうですねー、色々あるけど、やっぱりこのホワイトコーヒーをみんなで一緒に立ち上げたことですよね。
コーヒーって、誰もが飲むものだけど、自分の好みを具体的に言語化できる人って少ないよねって話をしてて、確かに確かにと思いながら、自分だったらこんなサービスにしたいなってのをみんなで考えた。忘れられない、新鮮な体験でした。
——そうですね。そこからスタートしましたね。
田中さん
こんな感じで、事業、サービス、プロダクトを根っこからちゃんとみんなで考えること自体が、本当に初めてだったと思います。今では結構多いのですが。そういった部分でも、特別なのかもしれないです。
やっぱり僕は広告的な視点で考えていたのですが、当時西岡さん(※弊社代表)が、自分たちは「スタートアップ」ではなく「スモールビジネス」をするんだと言ってたんですよ。
せっかく大好きなコーヒーのビジネスをするなら、ちゃんと営みたいという宣言だったと思うんですよね。別にスタートアップが悪いと言ってるわけではなくて。ある種、すごい贅沢だなと思いました。でも、その考え方には未だにインスパイアされています。
僕はまだその段階では、コーヒーはそこまで特別じゃなかったけど、コーヒーを心から愛している人たちに触れながら、サービスを設計していったのは面白かったです。

愛される人格のデザイン
——本当に楽しかったですね。サービス設計をした際に、田中さんにはホワイトコーヒーの人格や、コミュニケーションの軸を定義してもらったのですが、コピーワークなどで心がけたことなどを教えていただいてもいいですか?
田中さん
これはホワイトコーヒーに限ったことではないのですが、この商品、サービスが人だったら好きになってもらえる人になって欲しいと常に思っています。やっぱり僕にも理想の人格があって、少し外しがあるような人が好きなんですよ。すごく緻密そうに見えても、話してみると愛嬌があったりとか。見たまんまの人すぎないというか。ここにコミュニケーションの真髄があると思っています。
やっぱりホワイトコーヒーという今までにない考え方を、このコーヒーの世界に持ち込もうとしていた時に、大事だったのは「スタートアップ」ではなく「スモールビジネス」として始めるということ。だから起業家じゃなくて、街のコーヒー屋さんなんですよ。起業家だったら、コーヒーの世界を変えたい!という言い方になると思うのですが、ふらっと立ち寄れるコーヒー屋さんとして好みを教えてあげる。みたいな。だから、ブランドらしくではなく、人間らしく作っていきました。
——そうやって作り上げてもらった、ホワイトコーヒーの人格が個人的にも大好きで。うまく運用できているか日々不安ですけど、丁寧すぎず、程よいテンションを持ちながら続けています。
田中さん
ブランド規定とかを作らなかったのが、逆に良かったのかもしれないですね。ルールで縛りすぎちゃうと、下手したら人として薄っぺらい存在になってしまうこともあって。一緒に設計していた中で形作っていったものを、感じながら上手く運用してもらえてると思ってます。語尾が自由奔放だったり。真面目な話をしていたはずなのに、急に軽やかに言ってみたり。僕はそんな人の方が好きだから。
あと、清田さん(※弊社バリスタ)をキャラクター化したのも良かったと思います。彼の言葉として出てきた時のちょうど良さや、外すにしてもちょうどいい外しがあって。
だから、西岡さんの方針、清田さんのキャラ、そこに僕の好みが融合して出来上がった人格なんだと思います。僕が担当していなかったら、全く違っていたでしょうね笑
——本当ですよね!
田中さん
そして、山口さんのアートディレクションと金安さんのグラフィック。もちろん相互に影響し合ってて、グラフィックに合わせて言葉を考えたりもしました。

田中さん
純然たるクライアントワークではなく、当事者としてやってきたので、自分の理想を追求できたと思っています。提案するので決めてくださいということはせず、結構任せてもらいながら、これが良いと思うものをシェアしながら一緒に決めてこれたという事も、人格形成の要因かもしれません。
ホワイトコーヒーの仕組み自体が、ある程度の説明が必要なものだったので、人間的な魅力が無いと、最後まで聞いてもらえないと思っていたので、あえて人格にチャーミングさも入れてみたりして。この人格にする必要性があったんだと思います。
——そうじゃなかったら、こんなに長く運用できなかったと思います。
田中さん
そうですよね。堅苦しいと難しいですよね。

自分らしく外す
——堅苦しかったら無理でした!あ、ちょうどコーヒーを飲んでるところが見えたので、本題のお気に入りのカップを紹介してもらってもいいですか?
田中さん
今の一軍はいくつかあって、1個目はchi-beeっていうブランドのカップで、受け皿もセットなんですよ。イラストがETのパロディで可愛かったり、カップの底にもイラストがあったり、とにかく可愛いくて、もう1種類買いました笑
2個目は、ちゃんとした陶器の湯呑みなんですが、イラストがめちゃくちゃ自分好みで。着物の人がラジカセ持ってたり、スケボーしてたりで。お茶は全然飲まないんですけど、これで結構コーヒー飲んでます。
——本当だ!面白い!!
田中さん
ただおしゃれとかっていうのは、ちょっと自分っぽくないし。こういう絶対交わるはずのない、湯呑みとスケボーとか、自分的には交わらないものが交わるとすごく良くなりがちだと思うんです。これも外しですよね。定番の物でも、そこにちょっと遊びを入れていくと、やっぱり自分っぽくなるというか。
——コーヒーを飲むための道具にも、自分らしいこだわりを大切にしてて、田中さんらしさをすごく感じます。
田中さん
やっぱり、部屋に馴染まない可愛くないものは置きたくないですからね。ホワイトコーヒーのパッケージも可愛いから置いておけます。


ツールはシンプルに
——可愛く作ってくれてホントありがとうございます!それでは最後に、これからホワイトコーヒーをやってみたいなと思っている方に、メッセージをいただけますか?
田中さん
ホワイトコーヒーは、ただコーヒーを飲むってだけじゃなくて、コーヒーを楽しむって事が商品だと思っています。僕的には、毎日の生活の中でコーヒーを楽しみながら、自分の仕事も楽しんでいくって感じ。
アスリートって言ったけど、辛くないというか、楽しくてしょうがない。でも、楽しむためには、良いアスリートでいなきゃいけないわけで、ホワイトコーヒーが良い相棒になるって感じです。
別にガツガツ仕事している人にピッタリという気もなく、自分が好きな物が自動的に届く暮らしというのは、すごくハマるパターンがあると思うんですよ。もちろん、ハマらない人もいると思うけど、僕はコーヒー問題、気分転換問題とか、色んなものが同時に解決しています。
——色んな問題を一度に解決できている事を聞けて、ホント続けててよかったです!
田中さん
あと、シンプルになりました。コーヒーを毎回選びたいという人からすると、ちょっと違うのかも知れないけど。僕は、やっぱり道具、相棒、ツールなんです。だから、シンプルであればある程、良いんですよね。そうすれば自分の本質的なところに時間が使えるので。
僕にとっては、もうインフラみたいになっちゃっているんで、ホワイトコーヒーがなくなっちゃうと困っちゃいますね。
——頑張ります!笑
田中さん、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました!
この記事を読んでくれた皆さんも、ぜひ自分にとっての最高のツールを見つけて、毎日を楽しんでくださいね。
次回はどなたが出演していただけるのでしょうか?
どうぞお楽しみに〜
田中 大地 / Daich Tanaka(facebook)
ラクスルという事業会社とノバセルという広告会社でクリエイティブの責任者をしながら、自分が立ち上げた会社で「社内CD代行業」も営んでます。いまだにコピー、普通に書きます。広告やマーケの悩み、プロダクトやサービスのあれこれ、気軽にご相談ください〜
これまでのインタビューはこちらから




クリエイティブディレクター 田中 大地さんが愛用するコーヒーカップとコーヒーのお話をしてみました。