今回ご紹介するコーヒーは、サバンナ王国🇰🇪ケニアの「レッドマウンテン」です。
サバンナ王国で有名なケニアですが、実はコーヒーも生産されています。 今回のコーヒー豆は、ケニア山(標高約5,200m!高いですね〜)を北東に望む、高原地帯に位置するニエリ地区の中心、Nyeri Hill Farmというところで生産されています。標高は、1,800〜2,200mと、こちらも結構高めです。
ケニアの中でも、品質の高いコーヒーが生産されることで有名な地区です。 実際に生豆も美しく、焙煎した豆はミルキーな香りがして癒やされました。
グレードは「AA TOP スクリーン18up」と大粒で水洗式の豆です。 実は、かなりの上等品になのです!(ちょっと値が張りました汗)
品種は「SL28」と「ルイル11」。SL28が多めかと思われます。 ※品種の説明などは、別の機会にひとりごとでつぶやいているかもしれません!
完熟した豆を丁寧にハンドピッキングした直後に精製し、果肉など全てきれいに洗い流したパーチメント(コーヒー豆が殻に包まれた状態)をドライテーブルに並べて完璧に乾燥させた状態で出荷しているそうです。
そんな豆を、今回は深めに焙煎しています。
味は、ケニア独特の柑橘系の酸味・スパイス系の香味が特徴と言われていて、、、感じられましたか? 私の個人的な感想としては、香りはクリーミーで、飲んでみると特にコクと旨味がしっかり感じられました。
ブレンドに使ったり、粉砕や淹れ方を変えたりして、色々と楽しめるコーヒーであることは間違いないです!
深い赤色の大地が生んだレッドマウンテン、お口に合いましたでしょうか?
コーヒーを通じて味への感性が開いて行く感じがしませんか? 違いを感じながら、広大なコーヒーの世界をお楽しみください!
これから益々、皆さまのコーヒーライフが、より豊かになりますように。
ケニアの場所はこちらです!
コーヒー豆には、標高が記されている時があります。
気になりませんか?それって、何か意味あるの???
それが、あるんです、意味が。標高は味に確実に影響しているんです! なので、記されているのですが、どんな影響があるのか教えちゃいます。
まずその前に、コーヒーには品種があり、品種ごとに味が違いますよね? 味の違いに影響を与える要因として、品種に加えて、標高、土壌、日照など自然環境によるものと、肥料、収穫時期・手法、精製方法、そして焙煎や抽出方法など人の手によって調整できるものがあります。
今回は、その産地の特徴といえる標高についてお話します。
時々、標高が高いほうが良い豆で美味しいですか?と質問されることがあります。 そんな時は、好みですね!と答えることが多いです笑 ただ、それだと質問の答えにはなっていませんよねぇ。。。
写真はケニア山。いつか行ってみたい!💪 (Photo by David Clode on Unsplash )
まず、標高が高いと比較的高値で取引されたりします。これを聞くと、じゃあ、標高が高いほうが美味しい!と思ってしまいますよね。
実は、深煎の豆を扱うロースターにとっては、標高は結構重要な基準にはなっているのです。その理由は、後で分かりますよ!
なぜ、標高がコーヒーの木に影響を与えるのかというと、昼夜の寒暖差が大きいことが1番の理由です。ちなみに赤道に近ければ近いほど、昼間が暑すぎてコーヒーの木が育たないので、標高の高い場所でコーヒーの木が栽培されています。
寒暖差が大きいとコーヒーチェリーが締り、味が凝縮される傾向があると言われています。 つまり、この凝縮された味に、品種や土壌の影響を色濃く反映した特徴が出やすくなるという訳です。
ということで、その特徴が好みでない場合、明確に飲みにくいと感じてしまうこともあります。結果、相手の好みを知らない場合、容易におすすめできるコーヒーではないということも言えるのです。 そういった理由から、好みですね!と答えることが多いのです。
また、ロースターとしては、標高が高いと深く焙煎しても味が壊れないので、深煎の豆を扱うロースターは、標高の高いコーヒーを好む傾向があります。 また、特徴も出せるので、ロースターが個性を出しやすかったりもします。
なので、標高が高い(1,800m以上ぐらい)のコーヒー豆を見かけたら、これは特徴があるコーヒーなんだなと思って試してもらうのが良いかもしれません。 あと、基本的に深煎のコーヒーだな!と思ってもらっても間違いないです。
特徴が穏やかで、あっさり目のコーヒーを飲みたい場合、赤道から少し離れた地域で標高も1000〜1800mぐらいの豆を選んでみるのもよいかなと思います。
標高と豆と焙煎の特徴を知っておくだけでも、買う前にコーヒーの味が結構イメージできるので、参考にしてみてください!
それでは、今回の「PLUS ONE COFFEE(プラスワンコーヒー)」を引き続きお楽しみください。
2021年10月にお届けした「PLUS ONE COFFEE(プラスワンコーヒー)」をご紹介します💁