【私とコーヒーの物語】 十七杯目「魔女」 | WHITE COFFEE(ホワイトコーヒー)

ホワイトコーヒー的なコーヒーの愛し方を語らせてください🥰
2025/08/23

【私とコーヒーの物語】 十七杯目「魔女」

WHITE COFFEE 定期便 2025年1月号でお届けした、ショートストーリー【私とコーヒーの物語】 をぜひお楽しみください!

コーヒーを愛する皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

「WHITE COFFEE 定期便」と一緒にお届けしている、ショートストーリー【私とコーヒーの物語】のご紹介です。

今回は、十七杯目「魔女」です。
ちょっとだけ他のことを忘れて、ほんのりくつろぎながら読んでいただけたら嬉しいです!

 

十七杯目「魔女」

 

 

私の母は笑わない人だった。

 

 

朝目覚めてキッチンに行くと、いつもコーヒーを片手にタバコを吸いながら朝食を作っている。

真っ赤なマニキュアに真っ赤な口紅がお気に入りで、私は子供ながらに魔女だと疑っていた。

 

 

そんな母は父との離婚を機に、よく笑うようになった。

そして、母が愛情深い人だと思い知ることが何度も、何度もあった。

 

 

今、私には2人の子供がいる。

母は相変わらず赤い口紅に赤いマニキュアで、コーヒーをのむ。

孫と遊ぶ。孫を叱り、何故か一緒に泣く。

孫達と接する母は、あの頃と違いよく笑う。

 

 

…お母さん、戦ってくれてありがとう。

私も今なら、子供達を守るため魔女にだってなれると思うんだ。

 

 

帰省する新幹線が降車駅に着くと、ホームで私達を待つ母の姿があった。

真っ赤な口紅に、赤い髪の毛…

「あ!ばあば、髪の毛赤い〜!パワーアップしてる!!」と、喜ぶ子供達。

母の大好きなお菓子を手土産に、今年も魔女の元に帰る。

彩り豊かなその国で、生きるパワーをめいいっぱい吸収するために。

 

 

 

ばあば!笑 すごく、素敵ですね。
色々な場面、気持ちによって、コーヒーって持っている力の出し方を変えてくれる気がするんです。
お母さんにとっては、負けないように気合いを入れる存在だったのかな〜。

笑わなかった魔女が、今はたくさんの笑顔でコーヒーを飲んでいることを願うばかりです。

そして、WHITE COFFEEが皆様に、ささやかな”笑顔”をお届けできますように…✨
ではでは…今後とも「WHITE COFFEE 定期便」をよろしくお願いいたします☕️

 

前回のショートストーリーはこちらから

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまのコーヒーライフが、よりいっそう豊かになりますように。

「WHITE COFFEE 定期便」をぜひご検討ください!

心よりお待ちしております☺️

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