【私とコーヒーの物語】 九杯目「霧」 | WHITE COFFEE(ホワイトコーヒー)

ホワイトコーヒー的なコーヒーの愛し方を語らせてください🥰
2025/04/02

【私とコーヒーの物語】 九杯目「霧」

WHITE COFFEE 定期便 2024年5月号でお届けした、ショートストーリー【私とコーヒーの物語】 をぜひお楽しみください!

コーヒーを愛する皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

「WHITE COFFEE 定期便」と一緒にお届けしている、ショートストーリー【私とコーヒーの物語】のご紹介です。

今回は、九杯目「霧」です。
ちょっとだけ他のことを忘れて、ほんのりくつろぎながら読んでいただけたら嬉しいです!

 

九杯目「霧」

 

 

キャンプ好きの親友に付き合い、何度か同行したものの好きになる事はなかった、キャンプ。

急に思い立ち、親友にキャンプグッズを借りて1人で来てみた。

 

 

守られた家の中で不自由なく過ごし、ふかふかな布団で床につく。そんな毎日を愛している。

僕は、お風呂とふっかふかの布団が大好きだ。

 

 

ところが、不満のない日々の中でも、何となく空虚さを感じ、自分がすり減っていくように感じていた。

そして、何となく、いつもと違う事をやってみたくなった。

 

 

実際、初めてのソロキャンプはというと、友人に借りたテントを建て終わる頃には、汗だくでクタクタで、とりあえずコーヒーを飲み、夕食を作る気力は出ず、夜食用のカップラーメンをすする。

満点の夜空にコーヒーだ!と思ったものの、疲れすぎて爆睡。

 

 

明け方、目を覚ます。

テントからでると、外は濃い霧に包まれていた。

ぐっすり寝たおかげで頭はスッキリし、気分も良い。

コーヒーを淹れると、いつもよりも香りを強く感じた。

その香りはまるでアロマのように心地よく、脳を刺激する。

 

 

いつの間にか、心に余裕がなくなっていたんだな…。

日々の流れに流されていることにうんざりしていたんだ。

ぼんやりとコーヒーを飲んでいると、草むらにつがいで歩くキジを見つけた。

思わず興奮してコーヒーをこぼす。いつもだったらため息が出るところなのに、笑ってしまう。

 

 

少しずつ霧がはれ、光が大地をあたためる。

僕という木にも光は届き、温かな雫が心に落ちる。

深く、強く、呼吸をする。

雫が優しく、キラキラと、身体に染み込んでいくことを感じながら。

 

 

 

自然の中で感じるコーヒーの香りって、また格別な気がします。
色々な香りと混ざり合い、リラックスをして五感が研ぎ澄まされているせいかもしれないのですが、とても奥深くに届くと言うか…。まさしくアロマ!
ただ自分は虫が大の苦手なので、山登りや公園にコーヒーを持参するのが精一杯なのですが…😅

皆さまが何だか疲れたな…と、いう時にも、そっとお傍にいられますように✨

引き続き、「WHITE COFFEE 定期便」をよろしくお願いいたします☕️

 

前回のショートストーリーはこちらから

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまのコーヒーライフが、よりいっそう豊かになりますように。

「WHITE COFFEE 定期便」をぜひご検討ください!

心よりお待ちしております☺️

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