
コーヒーを愛する皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
「WHITE COFFEE 定期便」と一緒にお届けしている、ショートストーリー【私とコーヒーの物語】のご紹介です。
今回は、七杯目「青春」です。
ちょっとだけ他のことを忘れて、ほんのりくつろぎながら読んでいただけたら嬉しいです!
七杯目「青春」
カフェから出ると彼女がムスッとしていた。
…どうしたんだろう。このカフェ来てみたいって、言ってたのに。
「あの女の店員さん…知り合い?」
「…何度か来た事あるの?」…なるほど…そういう事か。
せっかくの付き合って半年記念だからって、背伸びをしてカフェなんか予約して、カッコつけたくって好きでもないブラックコーヒーを飲んだのにさあ。なんだよ…
次の瞬間、彼女の目に涙がたまってるのを見て、焦った。
「ワタシ、別れたくないよ…」
いやいや!別れる気なんてないし!!
あの人、友達のお姉ちゃんだし!!
友達伝いに相談したら、「きゃー、可愛い〜。青春だね!!」って、率先して、この日の手伝いをしてくれただけなんだって…
でも、うまく言葉が出てこない。全部話したらカッコ悪いし…まいったなあ。
その瞬間、ふわっと小さな手が自分の手を包む。少し震えてる…
なんだか胸がギュッてなって、自分のマフラーをちょっぴり乱暴に彼女の首にまく。
この不安定な関係を、この未熟な僕たちが壊してしまう事って、簡単なんだろうな…
僕は観念して全てを話した。
この子の不機嫌な顔も好きだけどさ、笑顔はもっと好きなんだ。
彼女は涙目でクスッと笑い、「可愛い〜。青春だね!!」と笑っている。
…青春で上等だ!
可愛くって上等だ!
可愛い俺を愛してくれ!!
う〜ん…淡い!青春、最高!!原稿を読んだ時、自分にもこんな時期があったなー…と、なんだか昔を懐かしく感じました。
コーヒーを美味しく感じ、お酒だって楽しめる今も最高だと思うのですが、学生時代の淡い記憶って変え難いものがありますよね…。
個人的には、今回のショートストーリーには、ほろ苦さとほのかな酸味のあるcoffeeが合うなと思うのですが、皆様はどんなcoffeeを思い浮かべますか?
皆様の思い出の片隅に、少しでも残ることができますように…✨引き続きホワイトコーヒーをよろしくお願いいたします☕️
前回のショートストーリーはこちらから


WHITE COFFEE 定期便 2024年3月号でお届けした、ショートストーリー【私とコーヒーの物語】 をぜひお楽しみください!