今回、ご紹介するのは🇵🇪ペルー産 ラ・フロリダ(La Florida)農協の豆です。
ラ・フロリダ農協の83もの小規模農家が栽培したコーヒーになります。
標高1,100m〜1,800mの間で育った豆の混合種です。
ブルボン、ティピカや、ハイブリット系種など、多種多様な品種が混ざったコーヒーで、現地で育てているアラビカ種の全てが混ざっている状態だと思います。
また、JAS有機認証やフェアトレード認証など多くの認証を取得している農園で、品質はもちろん、環境にも配慮したコーヒーの生産に注力していることがわかります。
味は、多種混合種ですので、いろんな風味が混ざっています。
もしかすると、袋ごとに味に差が出る可能性がありますが、福袋を開ける感じで、今回はどんな味かな?とか、今回はティピカの味を感じるかな?といった感じで、味との出会いを楽しみながら飲んでみてください!
私の感想は、本当に美味しく飲めたうえに、味のデパート的な印象が強かったです。色々な味を感じることができて、非常に面白いコーヒーでした!
皆さんはどんな印象を持たれましたか?ご感想を、是非、教えていただけると嬉しいです。
コーヒーを通じて味への感性が開いて行く感じがしませんか?
違いを感じながら、広大なコーヒーの世界をお楽しみください!
これから益々、皆さまのコーヒーライフが、より豊かになりますように。
では、ひとりごとのコーナーです。
今回のコーヒーは、沢山の品種が混ざっているところが非常に面白いと感じるところです。
少ない品種を管理して栽培しているコーヒー生産者もいれば、この様に多品種を扱う地域もあります。
また、こちらの農園ではフェアトレード認証を取っているので、小規模農家の貧困問題に取り組みながら、コーヒーを栽培していると思います。私自身も、スリランカの国際協力事業として、貧困地域でコーヒーのフェアトレードの活動をしているので、機会があったらぜひ訪れたい場所でもあります。
通常、輸入側ができるだけ品種が混ざっていない状態を好む都合上、通常、輸出側はそのニーズに合わせて生産を試みる場合が多いです。
しかし、この産地は、そういうことはせず、多種混合を産地の特徴として輸出しているので、そういった意味でも、私にとっては気になる豆です。
なぜ、その路線をとったのか、考察してみたいところです。
広域だと品種を絞った生産が難しかったり、既に育っている木を切って数年かけてコーヒーの木を育てるのも大変など、様々な課題が考えられえます。
ちなみに1本のコーヒーの木は実が収穫できるまで3年かかります。
大人の木になるまで5年。5年ですよ、、、それまでコーヒーの収入がない状態って考えると、当事者だったら不安になりますよね。
生産者事情はいろいろあるとは思いますが、コーヒーは私にとっては子供と同じです。子どもはみんな等しく可愛いですよね。
一つのコーヒーから色々な背景を思い巡らすと、さらにコーヒーの魅力が増すんじゃないかと思っています。
今回は豆自体もきれいで、しっかりとした管理のもとで精製されているようです。
ふとした時にティピカ種独特の風味などが感じられたり、本当におもしろいコーヒーです。
よくここまで仕上げてきたコーヒーだなと感心してしまいました!
それでは、今回の「PLUS ONE COFFEE(プラスワンコーヒー)」を引き続きお楽しみください。
2021年3月にお届けした「PLUS ONE COFFEE(プラスワンコーヒー)」をご紹介します💁