【私とコーヒーの物語】 一杯目「コーヒー好きの少年」

コーヒーを愛する皆さま、いかがお過ごしでしょうか？

「WHITE COFFEE 定期便」では、コーヒーと一緒に実はちょっとしたショートストーリー【私とコーヒーの物語】も一緒にお届けしているのです。
コーヒーと絵本をこよなく愛する著者の力作を、もっと多くの方にも読んでいただきたく、この場を借りてご紹介していきます！

今回は、記念すべき一杯目は「コーヒー好きの少年」です。
こんな少年がいたら、ぜひ我が社にスカウトをしたい！笑
どうか構えずに、リラックスしながら楽しんで下さいね☕️

一杯目「コーヒー好きの少年」

 

 

私の生徒に、

コーヒーが大好きな少年がいた。

 

 

コーヒーが好きすぎて、

もちろん水筒の中身はコーヒー。  

お弁当の時はコーヒーゼリーをデザートに。

 

 

彼はいつも授業を真面目に聞いていた。

机に肘をつき、顎に手を添える姿勢は決して行儀は良くはないが、どんな生徒よりも目が輝き、教壇に立つ私の姿勢さえ正す。

 

 

大人になった彼に再会した。

 

 

先生僕ね、

授業中ずっと豆をにぎってたんですよ。

そう、

コーヒー豆です。

ずっとコーヒー豆の匂いをかいでたんです！

 

 

…納得。

 

 

コーヒーは人生に花を添え、

偏愛が時には自分を守る盾にもなる。

彼は今もあの時の目の輝きで、

カフェのバリスタをしている。

 

 

私は思うのです…
きっと彼は、どんな仕事に就いていても、目を輝かせ、生き生きとした日々を過ごすのではないかと…

何かに夢中になれるって、何かを探求し続けれるって、とっても素敵ですね🥰と、いう事で、今後も「WHITE COFFEE 定期便」をよろしくお願いいたします🤲